終身保険

無配当終身保険

R.Oku
2012/01/01


無配当終身保険は保険料が相対的に安い

文字通り配当金のない終身保険です。同じ保障内容であれば保険料は有配当保険より安くなります。

配当金に付いては「有配当終身保険」のページで説明したとおりですが、無配当終身保険は、この配当金として還元できる部分についてあらかじめ保険料を割引し安く設定した終身保険です。

ついこの間までは、外資系生保といえば無配当、国内生保といえば有配当という大きな色分けができていました。 しかし、保険の自由化によって損保系生保の大量参入によりこの色分けは変化してきている事は前述の通りです

理論的には「有配当」も「無配当」も結果は同じになるはず?

有配当では配当金が後で受け取れると考えれば、理論的には「有配当」も「無配当」も結果としては同じになるはずです。
しかし、後から受け取る配当金は不確定な影響を受けやすいことを考えるとあらかじめ割引された「無配当」に軍配が上がると考えるのは私だけでしょうか?


終身保険商品別保険料
【保険金額500万 30歳男性加入 60歳保険料払い済み 月払い保険料】

2007/10/18現在   単位 円
保険会社名 上段:商品名
下段:正式名称
保険料 累計保険料
アリコジャパン 円建保険金保証特約付新終身保険
円建保険金保証特約付新終身保険
6,955 2,503,800
ソニー生命 バリアブルライフ(終身型)
変額保険終身型(無配当)
7,710 2,775,600
あいおい生命 低解返特則付積立利率変動型終身保険
低解約返戻金特則付積立利率変動型終身保険
8,585 3,090,600
東京海上日動あんしん生命 長割り終身
5年ごと利差配当付低解約返戻金型終身保険
8,620 3,103,200
三井住友海上きらめき生命 MS終身α(標準体)
積立利率変動型終身保険(低解約返戻金型)無配当
8,965 3,227,400
ソニー生命 IS終身保険
積立利率変動型終身保険(無配当)
9,290 3,344,400
アフラック 終身保険
無配当終身保険
9,740 3,506,400
東京海上日動あんしん生命 終身保険
5年ごと利差配当付終身保険
10,275 3,699,000
日本生命 終身保険
5年ごと利差配当付終身保険
10,505 3,781,800
フコク生命 終身保険
5年ごと利差配当付終身保険
10,580 3,808,800

もっと詳しく見る→終身保険商品別各社別保険料比較一覧(2012.01.01現在)

上記の保険はどれも、死亡したら必ず500万円受け取れる終身保険です。
どうしてこんなに保険料に開きがあるのでしょうか?
同じ保険会社でも高い終身保険、安い終身保険が異なった商品として販売されているのが判ります。
高い保険会社は儲け主義なのでしょうか?安い保険会社や商品では加入者にデメリットはあるのでしょうか?

このサイトでは、この「なぜ?」の部分をできるだけ判りやすく解説していきたいと考えていますが文章表現には規制や限界があります。
4次元(保険には時間という概念があります)のものを2次元で表現するのはとても難しいです。
ぜひとも、専門家のご相談を受けられることをお勧めいたします。