保険選びのヒント・アイデア

終身保険で万一の大病のための治療費用を準備する。

R.Oku
2008/10/18

通常病気やケガでの入院や手術に備える場合、医療保険に加入することになると思います。さらにはガンに対する心配があるならガン保険も必要になるかもしれません。
何か不安要素が発生するたびに、あれやこれやと保険に加入していたら掛け金が大変になってしまいます。
三大疾病がこわい、介護状態になったらこわい。きりがないですね。しかも本気で備えるならそれぞれ終身の保障にしておかなければいけないと言うことになるでしょう。
また長期入院のことを考えたら1入院60日などのタイプでは心配になるかもしれません。
俗な言い方をすれば「保険選びのドツボにはまります」

考え方を柔軟にしてみてはどうでしょうか?

「入院保険は死亡保障をセットした方が得になる可能性が高くなる」でご紹介したプランを使ってみます。
「低解約返戻金型」の終身保険を活用します。「低解約返戻金型」は保険料支払期間中に解約せざるを得ない事情が発生すると元本割れが確実に発生するので注意が必要です。

【30歳で子供が誕生した例 30歳 男性】

  • あいおい生命 低解約返戻金特則付き積立利率変動型終身保険 200万円 60歳払い済み
    終身医療特約をセット 入院給付金日額7000円
    1入院360日 通算720日 初日からOK 60歳払い済み
終身保険で医療費を準備図

(保険料/月) 35歳~ 60歳 75歳 終身 生涯通算
10,630円 200万円
7000円
3,159,600円 3,936,925円 - 3,159,600円
3,936,925円
合計 10,630円 0円 3,159,600円
3,936,925円
支払った保険料,  受取れる金額
  • 保険料の支払いは60歳で終了します。60歳以降であればそれまで支払った保険料以上の解約返戻金があります。
  • この保険は入院の保障がメインですからすぐには解約しません。
  • 万一生死を分かつ病気に掛かった場合に解約します
    万一生死を分かつ病気に掛かった場合その先何年生きられるか判らない状態になると考えられます。そうなったらその後の入院給付金を受け取るより、まよわず解約し解約返戻金を受け取った方が得になる確率が 高くなります。上記の例では75歳で解約した場合393万円が受け取れます。これは562日分の入院給付金の額に相当します。そのお金で最後の大治療に挑んだ方が得ではないでしょうか?
    ちなみにこの保険では1入院の支払い限度日数が360日です。それを上回った日数分となります。
  • ただし最後まで解約せずに亡くなった場合死亡保険金は200万です。病気にかからなかったとしても解約した方が得になります。
  • 万一59歳で亡くなった場合、受け取れるのは死亡保険金200万円とそれまでに入院した入院給付金と手術給付金などです。
    この保険を解約せずに亡くなった場合、最大でそれまでに支払った保険料は3,159,600円になりますから、最大1,159,600円損になりますが、これは60歳払い済みのオリックス生命のCURE(ワイド型)の総支払い保険料を下回ります。
    比較してみてはいかかでしょうか?

比較のため資料を請求するときは必ず設計書も請求しましょう、そして実際に電卓をたたいて確認しましょう。上記の表もそうやって地味に計算したものです。